シャープ 電子ノート "WG-N10" 時系列の分断を防げ

1ヶ月のページ使用量

 

電子ノートは日々使っているが、5/3 現在で 230ページを使用した。

4/4 に到着したので

29日 == 230ページ == 約8ページ/日

という割合である。全体で 1000ページあるので

125日 == 約4ヶ月

で使い尽くしてしまう。恐らく私は夏の終わり頃には全ページを使い尽くしてしまい、ページの削除などの作業を行うことになるであろう。

 

約8ページ/日 というのは恐らく多い方だと思う。恐らく一般的には 3ページ/日程度であり、約1年間で1000ページを使い尽くすと思われる。

恐らく一般的に 2014 年初冬には、ページを使い尽くしストックした情報をどう整理活用するかという問題が発生すると予測できる。仮に 2014年問題と呼ぶ。

 

電子ノートに格納した情報は "フロー" なのか "ストック" なのかという問題もあるが、今回はこの2014 年問題に先回りしてストックした情報をどう活用するかその課題は何があるかを検討する。

シャープの方々には、今後の電子ノート開発の参考にして頂きたい。

 

※ 1000ページという容量は、シャープの製品発売スケジュールと関連していると思われる。ページ使い尽くした頃を見計らって年一回の新製品発売。

 

ユーティリティが引き起こす時間軸の分断

 

4/24 にファームウェアバージョンアップとともに PC用ユーティリティが公開された。

これは電子ノートで書き出した画像(BMP)を、PDF, JPG, PNG などに変換できる機能が実装されており、以前から開発検討が表明されていた。

 

素早いリリースは喜ばしいことであるが、このユーティリティは致命的な欠点を内包している

時間軸の分断

が起きているのである。

 

電子ノートは時間軸でメモをとるツールであり、外界とシンクロナイズするキーは時間軸しかない。しかし、

書き出された画像の更新日時が
保存した作成した日時になっている

ため、ユーティリティでノートを書き出した際に電子ノートから時間軸が引き継がれない。

 

"画像書き出し" では時間軸が保持されている

 

電子ノートで「画像書きだし」をすると、電子ノートの USB メモリ領域の EXPORT フォルダに BMP でファイルが出力される。

ファイルの更新日時はページを作成した日時

になっていて、時間軸が保持されている。

これは問題ない。

clip_image001

EXPORT フォルダに書き出された BMP ファイル。

 

PC用 ユーティリティでは時間軸が分断

 

次にユーティリティでノートを保存する場合を見てみよう。

保存するページを選択する段階では、以下の画像のようにページと日付が表示されており、ツール上では時間軸の分断が起きていない。

clip_image002

しかし出力された JPEG を見てみると、作成したファイルがすべて

ノートを保存した時間 == ファイルの日付になっている

ため、時間軸の分断が起きてしまっている。

clip_image003

ぜひ次のバージョンアップの際には、JPEG 出力の際にはファイルの "更新日時" をページ作成した日付にしてもらいたい。

 

JPEG の EXIF を活用したページデータの管理

 

ユーティリティを使用せず BMP で良いではないかという声が聞こえてきそうだが、JPEG が良いのである。何故なら JPEG には EXIF というメタ情報を保存する領域があり、これを活用することが、

ストックされたページデータを活かす

ことになるからだ。

 

ユーティリティで作成した JPEG を選択してプロパティを開き、タグに "日記" と入れる。

clip_image004

 

エクスプローラで "日記" として検索すると対象の画像が表示される。

clip_image005

 

表示を "特大サイズ" などにすると、画像上の文字が読める。

clip_image006

 

Windows Live フォトギャラリーで、日付毎に表示。
Picasa なども同じように行える(はず)。

clip_image007

どうだろうか、JPEG ファイルにし EXIF にタグを入れることで、

ノートを検索し
ぱっと内容を読むこと

が出来るようになった。

このように JPEG EXIF にタグを入れておくことで、ストック情報を検索することが可能になり、ノート検索のストレスフリー(?) を実現する。

 

※さらに言うならば EXIF に "撮影日時" という項目があるので、ページ作成時間を設定しておいて頂くと良い。

 

EXIF 情報の自動付与

 

ユーティリティが EXIF 情報を自動的に付与出来ないか?と考えたが、難しいことが分かった。

まず、

ノート名・分類項目名は手書き画像である

ことを思い出した。

 

手書き画像を EXIF のテキスト情報に設定することは出来ない。

しかし分類項目はデフォルトで "分類J" などテキスト変換可能な情報になっているので、 手書きされた分類名は無理としても 分類 A~J を EXIF タグに入れても良いかもしれない。

 

PDF を活用して検索性を高める改善

 

ユーティリティは PDF で出力することも可能だが、こちらも検討の余地がある。

ユーティリティで出力すると以下のように 1ページが PDF の1ページになる。もし可能であれば、上下の余白部分にページの作成日時を文字列で入れてもらえると検索可能なるので便利だ。

clip_image008

さらに PDF の場合、PDF に注釈を入れ Foxit PDF Ifilter をインストールすることで、Windows 標準検索から PDF の注釈を検索することが出来、全文検索のような事が出来る。

まず Adobe Reader や PDF-XChange Viewer などでページ上に注釈を入れる。

clip_image009

Windows 標準の検索では、PDF の全文検索が行えない(PDF のインデックスが作成されない)。

PDF を検索対象にするためには、

Acrobat をインストール (32bit Win)
Adobe Ifilter をインストール (64bit Win)

すると Windows が PDF を検索インデックス作成対象にする。

しかし Adobe 製 Ifilter では、PDF 内の注釈までは検索対象にならない。

Foxit PDF IFILTER (\2,000-) をインストールすると注釈も検索対象になるため、必要であれば購入しインストールすると良いだろう。

clip_image010

 

まとめ

 

以前のポストで、画像は BMP で問題ないと書いたが、データの活用という面では JPEG の方が柔軟であることが分かった。

また今後の電子ノート開発においては、

外部連携する場合は時間軸を分断してはいけない

ということを念頭に入れて頂ければ幸いである。

 

まとめ。

  • 私は 8ページ/日の割合でページを消費している
  • PC用ユーティリティでJPEGやPDFを作成すると、時間軸が切れる
  • PC用ユーティリティを使わなければ(BMP) なら時間軸は継続する
  • JPEG EXIF にタグや撮影時間などを入れると検索が可能になる
  • PDF の場合余白部分にページ作成日付を入れて頂くと日付検索が可能になる
  • PDF の注釈にページ内容を入力する事が可能
  • Foxit PDF IFILTER を購入&インストールすると PDF 注釈が検索可能になる

以上である。

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